1:ディベートとは?


「ディベート」と聞くと、皆さんはどのようなものを思い浮かべるでしょうか?

テレビ番組の討論大会や、裁判、はたまた口げんかなど、様々なものを思い浮かべると思います。

世間では色々な意味を持つ「ディベート」という言葉ですが、実は定義があります。

それは

 

1:ある公の論題について

2:肯定否定に無作為に分かれ

3:第三者を説得する

 

という要件です。

なので相手を論破することや、何かの議題の真偽を追求することではありません。


2:ディベートの種類


裁判や討論もディベートと呼ばれたりします。

しかし、ディベートにも様々な種類があります。

前者で述べたものはいわば「広い意味でのディベート」です。

では、Fではどのようなディベートを扱っているか?というと。

それに対して狭い意味でのディベートで、

教育ディベート

という名前がついています。

これは前者のディベートの練習、教育としてのディベートです。

その中でも「競技ディベート」と呼ばれ簡単な言葉として、試合を目的としたゲームとしてのディベートを我々の活動では行っています。

その競技ディベートの中でも大きく分けて、

・パーラメンタリーディベート

・アカデミックディベート

と二つ種類が分かれます。前者は論題が即興で渡され議論を直接的に準備する時間も20分ほどです。

Fで扱っているディベートはアカデミックディベートであり、違いとしては、論題が発表されるのが試合(大会など)の1~2か月ほど前からであり、その論題について資料を調べその資料を証拠資料として議論の材料にしながらディベートを行います。


3:独自のスタイル…?


このサークルの独自のスタイル…?
と思われる方も多いかもしれませんが、そんなことはありません!

 

日本ディベート協会(JDA)、全日本ディベート連盟(CoDA)、全国教室ディベート連盟(NADE)、リンクで挙げさせていただいた団体など多くの団体で行われている方式です。


4:競技ディベートということは…?


競技ディベート、競技ということは勝ち負けがある!?

そうなんです!

 

それでは勝ち負けについて考えてみたいと思います…が、

その前にディベートの試合中に登場する三者を考えてみましょう。

 

1:肯定側の選手

2:否定側の選手

3:試合を判定する審判(ジャッジ)

 

肯定側の選手は論題を肯定することが目的です。

例を考えます。「日本は死刑を廃止すべきである」という論題であれば、それを”肯定”。つまり、やった方がいい、廃止した方がいい!という事を主張することになります。

論題を肯定するには様々な方法がありますが、ここでは一番一般的に広く行われいる方法を説明します。

もっと簡単な例を考えてみましょう。

友人とラーメン屋に行きたいとします。その友達に「ラーメン屋に一緒に行く」という事を主張し、一緒に行くためにはどのような言葉をかけるでしょうか…?

恐らく、ただ「一緒に行こう!」とは言わないと思います。

「おいしいから一緒に行こう!」「今だけ安いから行こう!」「近いから行こう!」

実はこの三つの主張には共通点があります。なんでしょうか…?

それは、どれもラーメン屋にいくことで得られる「メリット」を主張しています。ディベートでもこれと同様に、論題をやることで得られるメリットを肯定側は主張します。

否定側は対象に、論題を行うことで発生してしまうデメリットについて述べます。

では審判は…?

それは両者から提示されるメリットとデメリットを比べて、大きい方がどちらかを考えます。端的に言えば、どちらが得かを考える訳です!

メリットの方が大きければ「トータルとして論題を導入した方がよさそうだな。」と判断し、肯定側の勝ちになります。

同様の理由で、デメリットの方が大きければ、否定側の勝ちになります。


5:ディベートのルール


剣道と聞いてやみくもに竹刀を振り回す…と考える人は少ないです。

ディベートも同じです。議論を行う中で、ルールが定められています。

 

ディベートでは話す内容、またその時間が決められています。

内容は大きく分けて四つになります。

 

1:立論

メリットやデメリットを示すパートです。

 

2:質疑

相手のメリット・デメリットに質問をするパートです。

 

3:第一反駁

相手の立論や反駁(反論)に対して反駁するパートです。

 

4:第二反駁

自分達のメリット(デメリット)が何故相手より大きいかを話すまとめのパートです。

 

この四つのパートも話す時間が大会によって異なりますが、基本的には、

立論:6分 質疑:3分 第一反駁4分 第二反駁4分

と時間が決められており、その間の野次などは認めらていません。

細かなルールをここでは割愛しますが、このようにルールがあり議論が進んでいきます。